してみたブログ

買ってみた、使ってみた、食べてみた、などなど、日々の「してみた」について綴ります。

観光してみた - 横浜みなとみらいの「帆船日本丸」

 

横浜のみなとみらいのシンボルと言えば、横浜ランドマークタワーとよこはまコスモワールドの観覧車、そして帆船日本丸だと思います。

 

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昭和5年に建造された日本丸は、将来船員さんになる方たちが乗船した練習帆船です。現在は国の重要文化財指定をうけています。

 

しょっちゅう眺めている日本丸ですが、なかに入って見学をすることもできます。外から眺めるだけじゃなく、いつか内部にも入ってみたいな、と思っていたのですが、やっとチャレンジ(?)してきました。

 

日本丸は「にほんまる」と読むのだとずっと思っていたのですが、今回はじめて「にっぽんまる」だったんだ、と知りました。いつも眺めていても知識はその程度でちょっと情けないです。

 

日本丸への乗船は船の左右どちらからも入ることができます。今回はランドマークタワー寄りの入口から入ってみました。料金は大人400円ですが、すぐ目の前にある「横浜みなと博物館」との共通券ならば600円です。お得なのでこの共通券を買うことにしました。

 

日本丸に入ってまず感じたのは、思っていた以上に「狭い!」です。そして甲板がなんとなく斜めで、船は動いていないのになんだかよろけてしまいました。

 

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日本丸のなかは、見学の順路の表示があってわかりやすいです。船の先っぽのほうに行ってみたり、操舵室に行ってみたりしたあとは、日本丸の内部へ降りて行きます。狭い上に階段がすごく急で、ちょっとこわい(笑)。船の内部は更に狭さを感じます。

 

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船内では細い廊下を歩いて、エンジンを見たり、実習生さんたちの部屋だった場所をのぞいたり。医務室や調理室ものぞくことができました。

 

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船長さんをはじめとする航海士さんたちが使っていた部屋も公開されていました。こちらも小さめですが、個室です。船長さんには浴室も!また、お客さんをもてなす部屋もありました。

 

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おもしろかったのは、毛布のたたみ方がいろいろあるようで、各部屋に違うたたみ方をされた毛布が展示されていたことです。毛布の折り紙というか・・。一番気に入ったのは、シンプルな「富士山」です(笑)。

 

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船内をぐるりと見学したあとは、また外の甲板に出て、周囲の景色を眺めたりしてから、「横浜みなと博物館」側から下船します。

 

日本丸の感想は、とにかく狭かった、です。動かない状態でそんな風に感じたのですから、実際の大海原ではどうだったのだろう、と思ってしまいます。時化の時なんて本当に大変だったのでは。

 

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その後は「横浜みなと博物館」で、開港のころの横浜から現在の横浜までに関する展示を見てまわりました。関東大震災後の横浜の写真や、現在「横浜ハンマーヘッド」建設中の新港ふ頭の客船ターミナルの過去写真など、興味深い写真が多く、なかなかおもしろかったです。

 

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博物館のさいごには、サントリーのアンクルトリスの作者としてで知られるイラストレーター、故・柳原良平さんのアートミュージアムがあります。小さいスペースですが、柳原良平さんのおしゃれでかわいいイラストや海や船の絵画をゆっくり観賞できました。

 

今回、たまたま「行ってみようかな」と立ち寄った帆船日本丸と横浜みなと博物館ですが、思っていた以上に充実した時間を過ごせました。横浜みなと博物館のミュージアムショップには横浜のお土産に良さそうなグッズがいろいろ売られていましたが、柳原良平さんのイラストを使った雑貨がとってもかわいかったです。(もちろん買ってしまいました!)