デアゴスティーニ「かわいい刺しゅう」チャレンジ - 第7号その4
「かわいい刺しゅう」第7号の後半の課題である、雑貨小物の課題に取り組みはじめました。
今回作るのは、「ねこのがま口ポーチ」。白とグレーのストライプの布にネコの刺しゅうをして、その後がま口に仕立てます。
第7号では、刺しゅうだけ済ませてしまうみたいです。
布はこんな感じの薄いものです。
布と一緒に接着芯もついてきました。接着芯とは、薄い布地を補強するためのシートです。片面にのりがついていて、アイロンをかけてのり面の接着剤を溶かすことによって布地に接着させます。
接着芯は今までに使ったことがありますが、今回のように向こう側が透けるような薄いもの(画像の左側)は見たことがありませんでした。
触ってみると、片面はツルツルしていて、もう片面はちょっと凸凹しています。どちらがのり面なのかわからずちょっと困ってしまいました。
布と接着芯は上の画像のように一緒になってキットに含まれていました。ということは、布と接しているツルツルの面がのり面なのだろう、と思ってそのままアイロンをあててみたら、アイロンに接着芯がくっついてしまいびっくり!
凸凹のある面がのり面だったのですが、これは私のように間違えてしまった人が多いのでは・・。布と接着芯を合わせてあったら、そして接着芯のどちらの面にのりがついているのかよくわからなかったら、そのままアイロンをかけてしまうと思います。
接着芯を裏返してアイロンをかけはじめましたが、なかなかのりが溶けず、ずいぶん時間がかかってしまいました。使ったのが小さい携帯用アイロンだったから、というのもあるかもしれません。
接着芯がくっついたら、型紙を使ってがま口のかたちを布の裏面に写します。茶色い糸で出来上がり線を縫ってありますが、あとで刺しゅう図案を写す時のアタリ線です。
表に返して、ネコの図案を、以前の課題(ヘムかがり)の時にキットとしてついてきたチャコペーパーを使って写すのですが、グレーのチャコペーパーなので布のグレーのところに線がうまく写ってくれません。
ボールペンを使って力いっぱいゴリゴリと写したのですが、これがマックスです。紙を突きやぶって布にペンの黒い色がついてしまった箇所が出てきてしまい、危険なのでこの辺でやめておきました。
あとはチャコペンでなぞって線をはっきりさせ、下絵が完成です。
刺しゅうは、まずネコの図案を濃いグレーの糸で埋めていきます。使うステッチはアウトラインステッチとチェーンステッチです。
チェーンステッチで面を埋めるなんてできるんだ?とびっくり。と、同時にちゃんとできるんだろうか、とちょっと不安にもなりました。
まずはアウトラインステッチでネコの輪郭をステッチしていきます。これは簡単です。
アウトラインステッチが終わったら、チェーンステッチでネコのからだのなかを埋めていきます。輪郭線をなぞるようにステッチしていき、そのままグルグルとネコのからだのなかに向かって刺しゅうを進めていきます。
テキスト通りに、スタート地点は後ろ脚です。
後ろ脚→おしり→しっぽ→背中→首。ここから折り返して今度はお腹を通ってまた首まで刺しゅうしました。これをひたすら繰り返します。
黒っぽい糸なので、チェーンの穴部分に針を通してちゃんとチェーンステッチができているのかどうかはわからないまま進むことに。でも黒っぽいのが幸いして細かいところはよく見えず、キレイに刺しゅうできているように見えます。
時間がかかる作業ですが、「チェーンステッチで面を埋めるとこういう感じになるんだ!」と、ちょっとした感動があり、面白くて夢中になってしまいました。
ネコの胴体が完成しました。真ん中あたりに来るとどう刺しゅうしてよいかわからなくなるんじゃないか?と思っていましたが、特に悩むこともなく終了しました。
テキストには、胴体部分については刺しゅうして行く方向の→が書かれていたのでわかりやすかったのですが、頭と残りの脚2本については、テキストでは「同じ要領で」と書かれています。
刺しゅうを始める前は「ずいぶんおおざっぱだな、頭の部分は進め方がわからなくなりそう」、と思ったのですが、胴体の刺しゅうが終わったらもうすっかり慣れてしまい、頭部分も問題なく刺しゅうできました。
ネコの刺しゅうがすべて終わりました!
刺しゅうの表面が、まるで棒針編みしたニットみたいな模様になっていてとても可愛いです。この、チェーンステッチで面を埋める刺しゅう方法は過程も面白かったですし、出来上がりも素敵なので、機会があればまたやってみたいです。
ちなみにかかった時間は、図案を写すのに約30分、刺しゅうは約2時間30分でした。
あとは、ネコの顔や爪、スカーフなどを刺しゅうしたら、第7号の課題は完成です!