デアゴスティーニ「かわいい刺しゅう」チャレンジ - 第4号その6
「かわいい刺しゅう」第4号の雑貨小物制作では、第3号でアルファベットを刺しゅうした白い布にドロンワークをし、クロスに仕立てて完成させます。
チャコペーパーやチャコペンの色が落ち、そしてアイロンをかけたのでとってもキレイになったアルファベット「S」の刺しゅう。
ドロンワークは今まで聞いたことがありませんでしたが、布の織り目から糸(?)を引き抜いて模様を作ることなのかな??
クロスは正方形に仕上げるようで、まず正方形の内側の4辺の糸を抜いていきます。
糸を引き抜いていく位置は、アルファベットを布地にトレースする時に参考にしたテキストに記載されている図をまた見ながら定規で測っていきます。
テキストではチャコペンであたりをつけて、などとは書かれていませんが、線を引かないとどこから始めてよいか全くわかりません。
布地がちゃんとした正方形ならば、布の端から長さを測ることが出来るのですが、ざっくりとなんとなく正方形みたいにカットされているだけの布なので、アテにならず、刺しゅうしたアルファベットがちょうど良い位置に来るように、自分で正方形を描いていきます。
なかなか難しく、間違えて余計な線も出来てしまいました。
次は、辺の真ん中あたりの糸を1本すくって、待ち針でとめます。前回の雑貨小物課題のクロスステッチで使った布地くらい縦横の糸がはっきりしていればわかりやすいのですが、この布地は目が粗いといっても普通の布地なので、織り目がかなり詰まっています。
つまり、超細かくて、すくいたい糸を見つけづらいということです。いざやってみて「ひっ!」とひるむくらいでした。
待ち針を、あとで抜いていく糸をにひっかけたら、その糸を少しひっぱってカットします。
カットしたら、第4号の付録でついてきた目打ちを使って、角方向に向けて糸を抜いていきます。これがまた見えづらい!見続けているとだんだんわからなくなってきます。そういう時はちょっと違うものを見て、で、また布地に目を戻すと抜く糸がはっきり見えたりしました。
あまりの細かい作業に、頭のなかにハズキルーペの新CMが浮かび、そして「ドロンワーク職人には絶対にならない!」と誓いながら、コツコツと作業を進めました。
角までたどり着いたら糸の処理をするので、糸はある程度の長さがなければならないのですが、何度も糸を抜く作業を繰り返すと糸がこすれて来て、途中で切れてしまうことが何度も。けっこうヒヤヒヤしました。
完成するとこんな感じです。
この画像では見えませんが、実は正方形を描く時に間違えて引いてしまったチャコ線の上も7センチくらい、間違えて糸を抜いてしまいました。あとで目立たないと良いのですが。
あと、布地の裏面で行なう角の糸処理を、間違えて表面で行なってしまった箇所が。アルファベットがある角だったのでガーンとくる失敗でしたが、処理して糸も短くカットしてしまったのでもうどうしようもなく、またあまり目立たないので、このまま進みたいと思います。
所要時間は、チャコペンで正方形を描くのに10分ほど、糸を抜く作業で2時間近くかかってしまいました。間違えてよけいに糸を抜いてしまったり、また糸処理を表面でしてしまって、どうしよう?としばらく考えていたりしたのが、よけいに時間がかかってしまった原因だと思います。