デアゴスティーニ「かわいい刺しゅう」チャレンジ - 第20号その3
「かわいい刺しゅう」第20号の後半、雑貨小物制作は、「北欧モチーフの刺しゅう ラメ入りの糸で作るビスコーニュ」を3号に渡って作ります。
ビスコーニュはちょっと変わったかたちのピンクション。今号では、上部の白い布に雪のモチーフを、青い刺しゅう糸で刺しゅうします。
使う糸は珍しい、ラメ入りの刺しゅう糸です。「エトワール」という名前とのこと。手芸屋さんでは見たことないような・・比較的新しい刺しゅう糸なので、最近は置いてあるかもしれません。
触ってみると、すごくふわっふわで、もうこのまま使わずにキープして、ときどき触って楽しみたい!と思ってしまいます(笑)。ものすごく細いラメ糸が撚られている、繊細な刺しゅう糸です。
普通の刺しゅう糸みたいにそのまま使うのは難しいらしく、使いやすい長さにカットして束ねて、またラベルで留めておきます。使う時は、1本づつ引き抜けるようになっています。
クロスステッチは、かわいい刺しゅうの一番最初の雑貨小物課題でコースターを作った時に使いました。あの時は慣れてなくて時間はかかるわ、イライラするわ、で大変(?)だったのですが、いろいろな刺しゅうを半年以上続け、刺しゅう自体にすっかり慣れ、今回はスムースに取り組むことが出来ました。
複雑そうに見えても左右対象のようなモチーフなので、図案の見方などは大丈夫だったのですが、今回の問題は、この撚りのあまい超繊細な刺しゅう糸です。青い糸自体も極細で、とてもデリケートです。
いつもの刺しゅうのように普通に刺していたら、気づいたら、極細糸がきちんと引ききれてなく、布の表面にモワモワっと残ってしまっていました。
針を差し込んで軽くひっぱってみてももうまくいかないので、あきらめて、やり直すことにしました。残念!
ガックリきたので、日にちを変え、心機一転でスタートすることにしました。
今度は刺しゅうした目がきれいにXになっているかをいちいち確認しながら、丁寧に進めました。だんだん面が埋まって来ると、キラキラというか、チラチラと光るラメ色がとてもキレイで、嬉しくなってきます。
まず最初に中央の大きなモチーフを終らせます。次はそのモチーフをぐるっと囲む小さなモチーフ、そして最後は角(?)の4つのモチーフを刺して完成です。
雪のモチーフはお互い離れた位置にあるので、図案をよく見て、刺す目を間違えないようにしながら進めましたが、思っていたよりもわかりやすい図案で、つい、ずんずんと進んでしまい、ふと気がつくと、ところどころにまたモワっと感が出てしまっていて、焦ります(笑)。幸い、そんなに目立たない程度だったので、そのまま進めました。
完成です。キラキラしてとてもキレイで嬉しいです。テキストの刺しゅうの目安時間は2時間でしたが、2時間30分かかりました。けっこう早く刺せたと思っていたのですが、やはり糸に気を遣いながらだったので時間がかかったのかもしれません。ちなみに最初のやり直したところは含めていません。
次回の予告を見ると、別の布を今度は刺し埋める感じでクロスステッチをしていくようなので、ちょっと時間がかかりそうな感じがしますが、最終的なできあがりが楽しみです。