してみたブログ

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映画「ハロウィン」- ジェイミー・リー・カーティスvsブギーマン再び!

 

先週金曜日に公開となったスプラッター系ホラー映画「ハロウィン」を観て来ました。空いてるんじゃないかな、と思っていたら大学生男子のグループが多く、なかなか混んでいました。

 

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今回の映画は続編なのですが、かなり前に前作を観たので、怖かった&不気味だった、という印象は強く残っていても、前作のくわしい内容はほぼ覚えてなく。

 

観に行く前にネットで前作の情報を調べたのですが、第1作以降、何作も続編が作られていたんですね。でも今回の「ハロウィン」は、私が唯一観たことのある第1作目の続編とのことで安心(?)しました。

 

「ハロウィン」の恐怖の主役は「ブギーマン」。「13日の金曜日」のジェイソン、「エルム街の悪夢」のフレディ、「チャイルド・プレイ」のチャッキーなどと共に、スプラッター系ホラーのキャラクターとしてホラー映画史に名をつらねる有名キャラです。

 

ブギーマンはハロウィンの時にかぶるようなマスクをかぶった人間で、マイケル・マイヤーズという名前なんですが、全然しゃべらないしマスクのせいで顔は無表情だし、不気味のひとこと。不死身なところも本当に人間なんだかなんなんだか、みたいな感じで気持ちが悪いです。

 

1978年の前作では、そんな不気味なブギーマンにヒロインの女子高生「ローリー」が狙われていました。ローリー役は、ジェイミー・リー・カーチスです。痩せて髪の毛が短い女優さん、というイメージですが、「ハロウィン」では髪が長い状態で出演しています。

 

今回の「ハロウィン」は前作から40年後という設定です。マイケル・マイヤーズは施設に収容されていますが、ローリーの精神は何十年経っても休まることはありません。ブギーマンの襲撃に備え、武器だらけで地下にはシェルターまである家に住み、娘一家とは疎遠になっています。

 

そしてあるきっかけで、ハロィン間近のころ、世の中に放たれてしまったブギーマン。事件を起こしながら、じわじわとローリーの元に近づいて行きます。ブギーマンとローリーが対決するクライマックスは奇しくもまたハロウィンの夜です。

 

前作が不気味ですごく怖かった、というイメージが強かったので、今回も絶対怖いだろうと思っていたのですが、マスクをまたかぶる前のマイケル・マイヤーズの斜め後ろからのショットが何度かあり、それが清潔感のある普通のおじさんっぽく・・。そんな感じでブギーマンが人間であるとはっきりしている今作にはあまり恐怖を感じることはなかったです。

 

最近のホラーは怖い描写以外にストーリーに意味があったりして、それが怖かったりしますが、「ハロウィン」はひたすら人がやられてしまうというのを「わーっ!」と思いながら観る、という、懐かしのスプラッター系ホラーです。

 

なので観ている時は面白く観ていられますが、映画が終わったあとに長らく恐怖感が残ってしまうようなタイプの映画ではないです。終わったらすぐ、さぁご飯行こう〜、と気持ちを切り替えることができます。

 

私のように1978年の第1作と今回の「ハロウィン」だけを観た方は、なんでローリーが狙われるのだろう、と謎に思うと思いますが、ネットで読んだ情報によると、ブギーマン=マイケル・マイヤーズとローリーは兄妹なんだそうです。マイケルが6才の時に姉に対する事件を起こし、そのあとにローリーは養女に出されたそうで。

 

1978年の「ハロウィン」の監督は、SF映画やホラー映画を多く撮っているジョン・カーペンターです。 2000年以降の作品は少ないですが、「遊星からの物体X」や「ザ・フォッグ」など多くの代表作があります。

 

またジョン・カーペンターは自分の映画の音楽を担当することも多く、「ハロウィン」の怖いテーマ曲もジョン・カーペンターが作ったものです。この曲はたぶんいろいろなところでかかっていると思うので、「ハロウィン」を観たことがなくても耳にしたことがあるかもしれません。

 

今回の「ハロウィン」の監督は、デヴィット・ゴードン・グリーン。初めて聞く名前だったのですが、実話がベースで話題になった「ボストン・ストロング」の監督さんでした。ちょっとレトロなホラー感を継承し、「ハロウィン」の空気感を壊していないところに、ジョン・カーペンターに対する敬意を感じます。

 

 

今回の映画鑑賞は、夜に観に行って帰りが怖くなったらイヤだなと思って昼間に観に行ったのですが、そこまでしなくても大丈夫でした(笑)。個人的には、最近姿を観ることがなかったジェイミー・リー・カーチスが元気で活躍するところを観ることができてよかったです!