してみたブログ

買ってみた、使ってみた、食べてみた、などなど、日々の「してみた」について綴ります。

読んでみた - 「下町ロケット ガウディ計画」 by 池井戸潤

 

今日の21時から、楽しみにしていたTBSのドラマ「下町ロケット」が始まります。この1週間ほど、出演俳優さんたちの番宣がものすごく、TBSの意気込み(?)を感じます。

 

下町ロケット」は、ベストセラー作家である池井戸潤さんが2011年に直木賞を受賞した小説です。池井戸潤さんと言えば、代表作がたくさんある超人気作家さん。

 

ドラマ化や映画化された作品が多く、「半沢直樹」「花咲舞が黙ってない」「陸王」などなど、本当にたくさんあります。数カ月前に公開されていた「空飛ぶタイヤ」も池井戸潤さんの小説が原作です。

 

池井戸潤さんの小説の多くは銀行や企業が出て来る話で、善と悪がはっきりしているところ、頑張る人たちが出て来ること、など共通点があります。

 

私は勧善懲悪的な話が好きなので、最後は善が勝つ、といったハッピーエンドの話が多い池井戸潤さんの小説が大好きです。

 

下町ロケット」は現在シリーズ4作目まで発行されています。一番最初の「下町ロケット」は、持ち歩きやすい文庫本になってすぐ購入して読みましたが、本当に面白かった!元気がない時に読むといいよ、と友達にプレゼントしたくらい、爽やかな気持ちになれるラストでした。

 

下町ロケット」の舞台は、東京の大田区の町工場「佃製作所」。社長の佃航平のもと、部品を発注してくる大企業にふりまわされながらも社員一丸となって頑張る中小企業です。

 

直木賞を受賞した「下町ロケット」の第1作目では、佃製作所はロケットエンジンのバルブシステムの開発にチャレンジ。2015年に放映されたドラマではこの第1作目と第2作目の「下町ロケット ガウディ計画」を合わせたものを放映していました。

 

ドラマを観た時はまだガウディ計画のほうは読んでいなかったのですが、数カ月前にこちらもやっと文庫本になったので、購入して読んでみました。

 

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720円(税抜き)です。

 

 読み始めてみると、登場人物たちがドラマに出ていた俳優さんたちの顔で頭に浮かんできました。もう3年前のドラマなのに、これにはちょっと驚き。それほどあのドラマを楽しんで観ていたのだなと実感しました。

 

下町ロケット ガウディ計画」のストーリーは、2015年に放映されたドラマの後半部分のストーリーとほぼ同じです。ドラマのおさらいをしているような感じで、このまま読み進めてもあまり面白いと感じないかも?とも思ったのですが、そんなことはなく、いつものように、どんどん池井戸ワールドに引き込まれることに・・。

 

この第2作目では、佃製作所は子供たちのための医療機器開発に着手します。

今回もやはり佃製作所の皆さんはいくつもの困難にぶつかりますが、自分たちの技術へのプライドやあきらめない心、チームワークそして優しい心で、壁を突き破って行きます。

 

下町ロケット ガウディ計画」も、第1作目と同じように、爽やかな読後感を与えてくれる、素敵な小説でした。

 

さて、今夜からスタートするドラマ「下町ロケット」。夏に続けて刊行された第3作目「下町ロケット ゴースト」と第4作目「下町ロケット ヤタガラス」の2つを合わせたドラマ構成になっているようです。

 

佃航平役の阿部寛さん、経理部部長:殿村役の立川談春さん、技術開発部部長:山崎役の安田顕さんといった主要人物はもちろん、2015年の「下町ロケット」出演時には今のような超人気にはまだなっていなかった竹内涼真くんも続投です。

 

ヤスケン安田顕)もすっかり名バイプレーヤーとなってしまい、チームナックスファンとしては嬉しいかぎり・・。

 

7月と8月に発売になったばかりの「ゴースト」と「ヤタガラス」が文庫本になるのはまだまだ先のことと思いますが、まずは今夜からのドラマでうんと楽しみたいと思っています。今度は農業の世界にチャレンジするようですね。

 

阿部寛さんが番宣で言い続けているように、月曜からの一週間を元気にスタートさせてくれるドラマになると思います!