デアゴスティーニ「かわいい刺しゅう」チャレンジ - 第29号その2
「かわいい刺しゅう」第29号の前半、タペストリーの課題に取り組みました。
タペストリー課題は、3号続きで「ジャックと豆の木」のモチーフに取り組んでいて、今号がその3号目。最終回です。
今号では、豆の木の上にいる巨人の刺しゅうをします。
いつもどおりテキストの解説順に進み、まず最初にお城(?)の刺しゅうからスタートしました。バックステッチやサテンステッチの、シンプルな刺しゅうです。
その後は巨人の刺しゅうへ。巨人のブーツやズボン、シャツの刺しゅうはサテンステッチですが、オレンジ色の上着はアウトラインフィリングステッチです。ざっくりとした質感が出て、上着っぽい仕上がりになりました。
巨人の服の刺しゅうが終ったら、顔やヒゲ、ヘルメットなどの刺しゅうをしていきます。
ほとんどはサテンステッチですが、巨人のヒゲは、フレンチノットステッチをたくさん敷き詰めて(?)表現します。
この方法は、以前「はだかの王様」の家来の頭を刺しゅうした時に利用しましたが、今回は刺しゅうする範囲がずっと広くなります。
玉結びのようなフレンチノットステッチを連続して刺しゅうする時は、途中で失敗してもそこだけほどいてやり直す、ということができないので慎重に進めました。
でも途中で失敗(笑)。全部ほどくことになりましたが、まだ1列目だったのでホッ、です。
その後は失敗することなく、最後まで行きつけました。もじゃもじゃ感がすごいです(笑)。ヒゲができたら、目と口の刺しゅうをします。前号では顔なしのままになっていた、ジャックの目鼻も一緒に刺しゅうしました。
巨人の刺しゅうが終ったら、つぎは巨人が乗る雲の刺しゅうです。
雲の刺しゅうは、下の青い雲とおなじくチェーンステッチで仕上げます。
この雲には巨人の足やツルがあり、青い雲と違ってかたちがちょっと複雑なので、チェーンステッチをぐるぐると単純に刺しゅうしていくことができません。テキストに刺しゅうをしていく順番が丁寧に解説されていたので助かりました。
雲の刺しゅうが終ったら、残っていた葉っぱを刺しゅうして巨人の図案は完成です。最後に、雲の下にある文字を刺しゅうしておしまいとなります。
「ジャックと豆の木」のモチーフができあがりました。
かかった時間は、5時間10分。テキストの目安時間は4時間なので、かなりオーバーしてしまいました。
雲の刺しゅうを細かくやりすぎたのと、最後の文字のところで、1本どりの糸が何度か擦り切れてしまい、そのたびにやり直すことになったのが原因だと思います。何度も使った残りもの糸の再利用には注意が必要です。
「ジャックと豆の木」は、アウトラインフィリングステッチやチェーンステッチなどの質感が出る刺しゅうが多かったので、完成作はとても見応えがあります。豆の木の部分はかなりがんばったので、今までのなかで一番達成感を感じることができた図案でした。