してみたブログ

買ってみた、使ってみた、食べてみた、などなど、日々の「してみた」について綴ります。

デアゴスティーニ「かわいい刺しゅう」チャレンジ - 第16号その3

 

「かわいい刺しゅう」第16号の後半の雑貨小物課題は「動物のブローチ」です。

 

今号ではウサギのモチーフのブローチを作り、次号ではヒツジがモチーフのブローチを作ります。

 

ウサギのブローチを刺しゅうするのは、紺色のフェルトです。どうやって図案を濃い色のフェルトにうつすのかな、と思っていましたが、なんとトレーシングペーパーに図案をうつして、それをフェルトに載せて刺しゅうしていく、という方法でした。

 

それって刺しゅうの世界では普通のことなのかもしれませんが、そんなやり方があるなんて思ってもみなかったので、ちょっと衝撃でした。でも、今後個人で色の濃い布になにか刺しゅうしたい時は、迷わずこの手を使えるようになります。

 

鉛筆を使って図案をうつす、とテキストに書いてあったのですが、刺しゅうしていると線が薄れてしまうのでは?と思えたのでボールペンを使おうかなとも思いました。でもボールペンの色が落ちてきたら刺しゅう糸が黒くなってしまうな、とやはり鉛筆(シャーペン)で図案をうつすことに。

 

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トレペは以前キットでついてきたものを使用。もうキレイなスペースがなく、ボールペンの線は、以前作ったがま口の図案をうつした時の線です。

 

周囲をしつけた線は、刺しゅうが完成したらカットする線です。なので、丁寧に刺しました。

 

この作業ですでに感じたのですが、ペラペラのトレペなのに、針を通してみると意外とかたいし、それに針が滑って縫いづらい・・。ウサギの刺しゅうはうまくできるのか?と早くも不安になりました。

 

案の定、トレペの上からの刺しゅうはとてもやりづらかったです。

まずはウサギの輪郭線をアウトラインステッチで刺していきますが、思うようにさせない上に、トレペがパリパリと割れるように切れてしまい、脚や耳などの細かい部分は図案どおりに線が刺せているのかどうかよくわかりません。

 

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ウサギが刺せたら、周囲の植物の刺しゅうです。葉っぱはサテンステッチで、あとの部分はアウトラインステッチですが、これがまたやりづらい(笑)。

 

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薄いグレーの糸で刺しゅうする部分が完成しましたが、このぐちゃぐちゃな出来を見て、「こりゃだめだ」と思いました。一応、トレペを取り除いて、写真を撮って、ブログには「こんな感じになってしまったので、今回はここであきらめました」と書こう、と思っていたら・・

 

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意外といい感じに刺しゅうできていました(笑)。これならば、うまくできていないところにちょっと糸を足すなどすれば大丈夫そうです。

 

刺しゅうはトレペの上から刺しゅうしたのでいつもよりゆるい感じにできあがっていますが、土台がもわもわ感のあるフェルトなので、両者が同じような質感でちょうどいい雰囲気になっています。見た感じは外国の素朴な村で買ったお土産風です。

 

あとは、花に模様をつけて、銀色の刺しゅう糸でしっぽと花の中央を刺して、刺しゅうは完成です。

 

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質感が普通の刺しゅう糸とは違う銀色の刺しゅう糸はちょっと扱いづらく、刺しゅうをしながら「全部おなじグレーの糸で刺しゅうしてもいいんじゃないか」と思っていたのですが、できあがりを見て、やっぱり私は素人だな、と実感しました。

 

こうやってちょっとだけ銀色を入れることによって、一気におしゃれ感が高まりました。花の中央はフレンチノットステッチですが、ちょっと離れたところから見ると、透明のビーズがついているように見えます。

 

刺しゅうが完成したら、ブローチのかたちにフェルトを2枚切り出して、巻きかがりで周囲を縫いながらワタを詰めていきます。

 

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完成です!

刺しゅうをしている時の絶望感を考えると、奇跡のできあがりです(笑)。あきらめたあとのV字回復だったので、今回の課題は仕上がった時に特にうれしく感じました。

 

かかった時間は、約3時間20分。テキストの目安時間は2時間30分だったので、オーバーしていますが、図案をうつしたりなどの下準備に30分かかっているので、それを引けば、まあまあかな、と思います。

 

今回はここまでだったので、たぶん次号でもう1つのブローチを作ったら、裏にピンをつけて完成となるのだと思います。楽しみです!